忘れていませんか?|コピーライティングにおけるマインドセット

コピーライティング

「コピーライティングを学ぶ上で
 まず、マインドセットが必要です」

などと言われたらあなたはどう思いますか?

「え?わかるけど、コピーライティングの
 ノウ・ハウ教えてよ!」

と、以前の私は考えました。

しかし、
「マインドセットは、コピーライティングを
 するうえで、大切な土台になるんだな」
と、現在の私は考えています。

あなたはどのように考えますか?

コピーライティングを扱う上で
壁にぶつかっている方は、
「マインドセット」の7文字を
思い出してみませんか。

そうすれば、壁を乗り越えるヒントに
なるかもしれませんよ。

目次

1.マインドセットとは
2.土台になるマインドセット
3.コピーライティング3つの"not"
3-1.お客様は100%読まない
3-2.お客様は100%信じない
3-3.お客様は100%行動しない
4.コピーライティングは思いやり
4-1.見た目(ビジュアル)が重要
4-2.1人の人に向かって書く
4-3.具体的にイメージしやすいように書く
5.まとめ:思いやりがお客様を動かす

1.マインドセットとは
マインドセットとは、「ものごとをどう
 とらえるか」「どう考えるか」
を言います。

つまり、心構えとでも言いましょうか。
正しい考え方、心構え、価値基準です。

2.土台になるマインドセット

コピーライターに限りませんが、
仕事で成果を上げるためには、
3つのセットが必要だと「7つの習慣」の
著者『スティーブン・コビー』は言います。

・MIND SET(マインドセット)心構え
・SKILL SET(スキルセット)技術
・TOOL SET(ツールセット)道具

です。

この3つの中でも土台になるのが
マインドセットです。
マインドが整っていないと、何事も
うまくいきません。

「形ばかりの仕事になっている」、
「的外れになっている」
なんてことにならないためにも、
マインドセットを整えましょう。

3.コピーライティング3つの"not"

一般的に、ブログ、メルマガ、ネットの
広告など広告物については、

・お客様は100%読まない
・お客様は100%信じない
・お客様は100%行動しない

と、言われております。

「えっ、そんなことある?」
と思いますよね。

ところが、あるのです。
1つずつ説明します。

3つの"not"については、
いずれもっと詳しくお話ししますので、
ここでは簡単にご説明しますね。

3-1.お客様は100%読まない

お客様はホームページやメルマガなど、
あなたが書いた文章を読むと
思っていませんか?

ところが、これは間違いなのです。
お客様はあなたの書いた文章を
100%読まないのです。

ちょっと考えてみてください。
あなたは送られてきたメルマガを、
隅々まで読んでいますか?

読まないでしょう?
すぐにゴミ箱に捨てられる
メルマガなんてざらにあるのです。

「お客様は100%読まない」のです。

3-2.お客様は100%信じない

そして、お客様はメルマガを
読んだとしても、メルマガの内容を
「100%信じない」と言えます。

お客様は「そんなうまい話が
 あるものか」「私には無理だわ」
「この人の言っていること信用して
いいのかな」と考えます。

現実はそんなに甘くないものだと
思っているのです。
お客様はあなたを信じません。

「お客様は100%信じない」のです。

3-3.お客様は100%行動しない

お客様はあなたの書いた文章を読んで、
行動するでしょうか?
「お客様は100%行動しない」と
言えます。

なぜなら、お客様は変化が起こるのを
嫌うからです。

人は現状のまま生活すれば、変化を起こす
エネルギーを使わなくて済むので、
現状維持しようとする生き物なのです。

メルマガを見てお客様が行動するなら、
問い合わせをしたり、メルマガの
呼びかけに対して、何らかの行動を
起こすでしょう。

現実にアクションを起こすことを、
あなたはおっくうだと感じませんか?

メルマガに対して反応することの
めんどくささとか、気持ちの上での
負担などがあるため、人はなかなか
いざとなると行動に移せません。

人とのつながりを持つことに、
わずらわしさを感じる人って
多いですよね。

また、お客様の中にはやたらと
忙しい人もいます。
時間があまりない人も多いのです。

「お客様は100%行動しない」のです。

4.コピーライティングは思いやり

コピーライティングは、読み手に対して
思いやりがなければなりません。

そうでないと、お客様が読みにくかったり、
あなたの言いたいことを、
正確に理解できないからです。

「お客様はどうしたら幸せを感じるかな」
「こうしたら読みやすいかな」
などということを考えながら
書かなければなりません。

あなたがお客様に対して思いやりを
持てば、どうやって書けばお客様が
気持ちよく読んでくれるかを
考えながら書くことでしょう。

「むずかしい言葉を使わない」
「段落分けをして読みやすくする」
など、さまざまな対策が
出てくるでしょう。

下に3つご説明します。

4-1.見た目(ビジュアル)が重要

コピーライティングでは、
見た目(ビジュアル)が重要です。

ぱっと見た瞬間、びっしり文字が
書いてあって、段落分けもない文章が
ありますよね。
あなたは読む気になりますか?

「うっ!」と引いてしまって読む気に
なれないのではないでしょうか。

コピーライティングでは1行は
18字以内にするとか、1段落は
4行以内にするとか、見た目を整える
工夫が必要です。

お客様が目を動かさなくても済むように
してあげましょう。

お客様が目を動かさなくて済むように
してあげることは思いやりですよね。

文字装飾、文字の太さ、図を入れるなど、
読みやすくすることも思いやりです。

4-2.1人のお客様に向かって書く

コピーライティングでは「皆さん」に
向かって書くのはNGです。

読んでいただくのは世界に1人だけの
「お客様」です。

「お客様」がどういう人なのかを
細かく想像して決めておき、
たった1人の「お客様」に向けて書きます。

そうでなければ、お客様は自分に
向けられた文章であることを、
ずっしりと心で受け止められません。

この場合の「お客様」は「〇年前のあなた」
であることもありますね。

たった1人のお客様に向かって
書きましょう。

4-3.具体的にイメージしやすいように書く

思いやりライティングの最後は、
「具体的にイメージしやすいように書く」ことです。

具体的にイメージできないような書き方が
されてあったり、分かりにくい文章では
お客様が困ってしまいます。

読むのに要らないエネルギーを使うのです。

「この通りにある派手な構えのお店です」
「この通りを2ブロック行った角にある、
 赤い屋根で店の前にチューリップの
 花壇のあるお店です」

あなたはどちらの書き方が
お店を見つけやすいですか?

下の文のほうがお店を見つけやすい
ですよね。

具体的に書いてやるとお客様は
イメージを思い浮かべやすい
ですよね。

「具体的にイメージしやすいように」
書いてあげましょう。

5.まとめ:思いやりがお客様を動かす

小さな親切をされたとき、あなたは
思わず笑顔になりませんか?

人の温かさに触れた人は感情を動かします。
感情が動くと人は行動します。

コピーライティングでも同じです。
お客様が小さな幸せを感じるように、
あなたの思いやりが伝わるような文章を
書きましょう。

お客様もあなたもハッピーになります。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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